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お得意ヘッド弾!ハーフナー「よく眠れそうです」

[ 2012年9月7日 06:00 ]

<日本・UAE>後半24分、駒野のクロスに頭で合わせたハーフナー(左)が先制ゴール

キリンチャレンジカップ2012 日本1―0UAE

(9月6日 新潟・東北電ス)
 ハーフナー・マイクが復活の決勝弾で沈滞ムードのチームを救った。0―0で迎えた後半24分、駒野の左サイドからのクロス。ファーサイドに走り込み、最後は得意の頭で豪快に叩き込んだ。「駒さんから良いボールが来たんで決めるだけでした」。自身の国際Aマッチ3得点目を満面の笑みで振り返った。
【試合結果】

 昨年10月11日のW杯3次予選タジキスタン戦で代表初得点を含む2ゴール。一躍時の人となり、待望の大型ストライカーとしてW杯最終予選でも活躍が期待された。しかし6月の最終予選3試合はまさかの出番なし。2シーズン目を迎えたフィテッセでも定位置をつかめておらず、ルッテン監督からは「おまえはどこでもできる」と練習ではボランチをやらされることもあったという。今となっては「ボランチはもう見切られたけど」と笑って振り返るが、ゴールからは見放され「自信を失いつつあった」と言う。

 それでも、ザッケローニ監督から「クロスにしっかり入れ」とピッチに送り出されたこの日は、前半から積極的にボールに絡んだ。前半30分にショートCKから本田の左足のクロスをファーサイドで頭で合わせ、同45分には酒井宏の右クロスをペナルティーエリア内の中央で、フリーでヘディングシュートを放った。ともに決められなかったが、1メートル94の長身で90分間、相手DF陣に脅威を与え続けた。

 「やっぱりFWはゴールが全て。きょうは気持ち良くサッカーできた。自信もちょっと回復できたし、よく眠れそうです」と冗舌に語ったハーフナー。「彼はよりフィニッシャータイプ」とゴールを期待するザッケローニ監督も待ちに待った大砲の復活。イラク戦でも大きな武器となりそうだ。

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