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徳永&麻也“鉄壁OAコンビ”ベラルーシ戦出場へ準備OK!

[ 2012年7月18日 06:00 ]

並んでコーチの指示に耳を傾ける吉田(左)と徳永

国際親善試合 日本五輪代表―ベラルーシ五輪代表

(7月18日 ノッティンガム)
 OAコンビで完封だ。男子五輪代表は18日、ベラルーシ五輪代表との国際親善試合に臨む。オーバーエージ(OA)枠のDF徳永悠平(28=FC東京)とDF吉田麻也(23=VVVフェンロ)はともに先発が濃厚。守備力強化のために呼ばれた2人は英国入りしてからのミニゲームなどで息の合ったところを見せており、関塚ジャパンに新たなエキスを注入する。

 “守備のお兄さん”が最終ラインに君臨する。ベラルーシ戦では、OA枠の徳永が左サイドバック(SB)、吉田がセンターバック(CB)での先発が濃厚となった。16日の練習ではハーフコートの11対11でコンビを組み、サイドからのボールを2人でことごとくはね返した。吉田が「徳さん(徳永)は経験があるから、やればフィットする」と自信をのぞかせれば、徳永も「吉田は最終ラインで連係が取れる。僕も頼りにしている。これから積み上げていきたい」と互いに敬意を払った。

 五輪前哨戦だったトゥーロン国際大会で関塚ジャパンはA組の4カ国中ワーストの7失点と守備が乱れ、1次リーグ最下位で敗退。左サイドの突破を許し、セットプレーでも失点を重ねるなど何度も同じ形で崩された。OA枠の2人は守備強化のために招集されたが、2人の守備力は練習でもやはり群を抜いていた。

 吉田は6月3日のW杯アジア最終予選で右膝を負傷。現時点で85~90%まで戻ったが、11日の壮行試合ニュージーランド戦は大事を取って欠場した。一方の徳永は本職ではない左SBでフル出場し、先制点につながるシュートを放つなど存在感を示した。2人はA代表でも同時出場したことはなく、ベラルーシ戦が実戦での初コンビとなる。

 戦術によっては、ユーティリティーな徳永はCB、ボランチで起用される可能性もある。いずれにしても吉田と絡む場面は多く、2人の連係向上が守備強化の鍵となる。「CBは(関塚ジャパンでは)一回もやっていない。ただ、何が起こるか分からないので、どこでやってもできるように準備したい」と徳永。ベラルーシ戦では兄貴分の威厳を示し、完封するだけだ。

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