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大久保バースデー弾2発も…西野監督初勝利ならず

[ 2012年6月10日 06:00 ]

<神戸・札幌>終了間際、オーバーヘッドシュートでゴールを狙う神戸・大久保(中央)

ナビスコ杯予選リーググループB 神戸2-2札幌

(6月9日 ホームズ)
 各地で予選リーグ6試合が行われ、B組の神戸は札幌と2―2で引き分けた。MF大久保嘉人(30)が2発を決める順調な立ち上がりだったが、追いつかれてからは決め手に欠き、西野監督の初勝利はお預けとなった。

 屈辱のドローだ。リーグ戦最下位でこの日4人の18歳を起用した札幌に対し、神戸は前半20分までに大久保が2発。経験不足の相手を圧倒的に押し込む様は、ヨルダンに6点圧勝した日本代表のようだった。しかしここで謎の失速が始まる。前半35分に1点を失うと、2分後にも同点弾を許す。その後は、蒸し暑さにフラフラの北のクラブに付き合い緊張感ないサッカーを展開。3月10日のG大阪戦以来のゴールを決めたエースは30歳の誕生日を勝利で飾れず「質の問題。自分たちのミスでネガティブに走るのはもったいない」といらだちを隠さなかった。ナビスコ杯をテストの場としていた西野監督にとっても、ケガ人続出の現状は想定外だ。「たくさんの選手たちを試して、その中でのコンビネーションにチャレンジしたかったけど…」。16日の磐田戦まで、残された時間は少ない。

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2012年6月10日のニュース