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ロシア快勝発進!本田の同僚ジャゴエフが2ゴール

[ 2012年6月10日 06:00 ]

<ロシア・チェコ>ゴールを決めて喜ぶロシアのジャゴエフ

欧州選手権グループリーグA組 ロシア4―1チェコ

(6月8日 ウロツワフ)
 欧州選手権は8日、ポーランドとウクライナの共催で開幕し、1次リーグA組でロシアがチェコに4―1で快勝した。MFアラン・ジャゴエフ(21=CSKAモスクワ)が2得点と活躍。開催国ポーランドは04年王者ギリシャと1―1で引き分けた。大会は16チームが4組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2位までが準々決勝に進出。決勝は7月1日にキエフで行われる。

 効果的なゴールでジャゴエフがロシアを白星発進に導いた。前半15分にこぼれ球を右足で蹴り込んで先制点を挙げ、1点差とされていた後半34分に貴重な追加点。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた21歳は「決勝への第一歩」と強気に訴えた。

 Rマドリードからも注目される抜群の攻撃センスは所属するCSKAモスクワでMF本田を守備的な位置に追いやるほど。本田がヨルダン戦でハットトリックを記録した同じ夜に2得点とあらためて実力を証明したが、不安とともに迎えた初めての欧州選手権だった。

 3月に右足の小指を骨折。クラブで復帰できないままメンバー入りし、実戦調整は直前の親善試合2試合だけだった。しかし、3―0で快勝した1日のイタリア戦で後半40分までプレー。先発に滑り込むと結果で応え、「信頼してくれた監督に感謝したい」と漏らしたジャゴエフにアドフォカート監督も「彼には素晴らしい才能があると言ってきただろ」と笑った。

 前回4強メンバー11人が残り、初戦は8人が先発。国際Aマッチ15戦不敗と安定感抜群の布陣を従え、ロシアの至宝が大きな一歩を踏み出した。

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2012年6月10日のニュース