カズ　声優に初挑戦！人気アニメ「名探偵コナン」に出演

「名探偵コナン　１１人目のストライカー」に出演するカズ（左）はコナンとガッツポーズ

　Ｊ２横浜ＦＣの元日本代表ＦＷ三浦知良（４４）がアニメ化され、声優にも初挑戦することが２日、分かった。関係者によれば、映画「名探偵コナン　１１人目のストライカー」（４月１４日公開）に本人役で出演し、アフレコにも初挑戦するという。今月２６日には４５歳となり、プロ２７年目に突入するキングがまたも新たな分野にチャレンジすることになった。

　４４歳のカズがまたまた新たな“ピッチ”に立つ。人気アニメの劇場版「名探偵コナン」に本人役で登場し、アフレコにも初挑戦することが判明した。同作品は９７年から毎年公開、小中学生から絶大な支持を誇り過去１５作で興行収入４００億円以上を記録している。大ヒットシリーズとキングカズという、まさに夢のコラボが実現する。

　カズが共演する主人公のコナンは、中学時代までサッカー部に所属しプロからもスカウトされるほどの腕前というキャラクター。サッカーと縁が深いことから、ファン層の拡大を狙うＪリーグ側が、コラボレーションを提案。Ｊリーグの設立２０周年プロジェクトとして映画製作に全面協力することになった。

　物語の中でもカズは重要な役割を担う。舞台はＪリーグ公式戦を開催中のサッカースタジアムで、爆破計画を阻止しようとコナンたちが奮闘する。劇中のサッカーシーンは全てＪリーグが監修。カズは自主練習をしていたところ、容疑者を追うコナンと出会うという設定で登場。事件の謎を解くキーマンになる。

　注目のアフレコは３月上旬に行われる予定。今月２６日には４５歳の誕生日を迎えるカズは「わくわくするような照れるような気持ちですが、内容がＪリーグを舞台にしたものなので参加できて、とてもうれしいです」と心境を告白した。小学３年の次男がコナンの大ファンで、父親の出演を喜んでいるという。

　１月１５日にはＦリーグの公式戦に初出場するなどチャレンジ精神はとどまることを知らない。さすがのカズも「今回は“未知の世界”。全く経験がないので不安はある」と笑う。それでも「新しいファン層がＪリーグに興味を持ってくれるきっかけになるとうれしい。サッカー界にとってもいいニュース、いいコラボなのでわくわくしている」と話している。

　さらに「Ｊリーグ特命ＰＲ部女子マネジャー」を務める女優の足立梨花（１９）も本人役で出演。Ｊ１に所属する全チームが劇中に登場することも決定した。

　◇名探偵コナン　青山剛昌さんの人気コミックが原作。主人公は、犯罪組織に薬を飲まされ小学生の体になった高校生探偵の工藤新一。「江戸川コナン」と名乗り、元に戻る方法を探しながら難事件を次々に解決していく姿が描かれる。９４年から「週刊少年サンデー」で連載され、９６年から日本テレビ系でアニメが放送されている。