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決勝弾は松田さんの親友・安永聡太郎氏「直樹が降りてきた」

[ 2012年1月22日 15:45 ]

松田直樹さんの追悼試合に臨む選手ら

松田直樹メモリアルゲーム 横浜OB1―0ナオキフレンズ

(1月22日 日産スタジアム)
 昨年8月4日に急性心筋梗塞のため34歳の若さで死去した元日本代表DF松田直樹さんの追悼試合「松田直樹メモリアルゲーム」が22日、日産スタジアムで開催された。

 日本代表の元同僚らが中心となる「ナオキフレンズ」とJ1横浜OBが対戦し、1―0で横浜OBが勝利。試合前には選手たちがピッチ上で天国の松田さんに黙とうを捧げた。

 「横浜OB」は現役のMF中村俊輔(33)やOBの井原正巳氏(44)がトリコロールのユニホームに身を包んだ。この試合の発起人で、現在は指導者や解説者として活躍する安永聡太郎氏(35)が決勝ゴール。「直樹があの瞬間降りてきた」とアウトサイドのループシュートを自賛し、天国の親友へ「直樹のこと大好きだった」と想いを口にした。

 「ナオキフレンズ」は元日本代表MF中田英寿氏(34)や昨年12月に現役引退を表明した元神戸DF宮本恒靖氏(34)ら豪華メンバーが集結。J2横浜FCのFW三浦知良(44)をワントップに置いたが、ゴールネットは揺らせなかった。

 安永さんは、大会実行委員長としても、大イベントを成功に導いた。「不安の方が大きかったが、多くの人が来てくれた。あらためて、松田直樹はすごいと思った」と感慨深そう。今後については「できれば8月に松本で、倒れた日に近い日程で試合ができたら」と構想を明かした。

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2012年1月22日のニュース