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宮市剛 涙の終戦…2戦連発の先制弾もPK戦で失敗

[ 2012年1月6日 06:00 ]

PK戦の末、敗れた中京大中京・宮市(右)は応援スタンド前に整列し、号泣する

全国高校サッカー選手権準々決勝 中京大中京2―2(PK1-4)四日市中央工

(1月5日 駒沢)
 中京大中京(愛知)の1年生エースとして注目されたFW宮市剛は、8強で姿を消した。前半17分、ゴール前で相手のボールを奪った直後に体を反転させ、2試合連続3点目となる先制弾。だが、2―2で突入したPK戦では3人目で蹴った自身がクロスバーの上に外すなど、1―4で涙をのんだ。

 「あと一歩で国立だったので…悔しいです。PKは今までで一番緊張した。強く蹴りすぎました」。アーセナルでプレーする兄・亮からは「3点取って決めて来い」とメールでハットトリック指令を受けていた。それだけに「3点取るのが目標だった。悔しい」と繰り返した。それでもJ1通算54得点の岡山監督は「僕は3年連続で出場したのに1点も取れなかった。1年生で3点は凄い」。宮市は「2年生、3年生で絶対に国立に行きます」と涙で雪辱を誓った。

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2012年1月6日のニュース