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U22代表候補合宿 五輪出場へ欧州組を追加招集!

[ 2011年12月26日 06:00 ]

<サッカーU-22代表候補合宿>ミニゲームで大迫がボールをキープする(後ろは左から山崎、東、酒井)

U―22日本代表候補合宿

 U―22日本代表候補合宿が25日、スタート。同日夕に千葉県内のグラウンドで約2時間の練習を行った。今回は3日間の短期合宿だが、ロンドン五輪最終予選や五輪本大会を見据え、MF高木善朗(19=ユトレヒト)、FW指宿洋史(20=セビリア・アトレチコ)、FW大津祐樹(21=ボルシアMG)、FW宇佐美貴史(19=バイエルンM)の海外組4人を追加招集した。4人は26日のミーティングに参加する。
【U―22日本代表メンバー】

 関塚ジャパンが本気モードに入った。この日、休暇で帰国中の高木、指宿、大津、宇佐美を追加招集した。関塚監督は「クリスマス休暇で帰国している。(五輪予選は)拘束力がないため、いつも招集は難しい。今回はタイミングが合った。顔を合わせて雰囲気になじんでほしい」と話した。ケガのリスクを避けるため、ミーティングのみの参加となるが、チームと時間を共有する予定だ。

 緊急招集の背景には指揮官の危機感がある。五輪切符を獲得し、五輪本大会で勝ち抜くためにはさらなるレベルアップが求められる。特に攻撃陣の補強は急務。ザックジャパンの10番を背負う香川は五輪予選には呼ばない方向で、清武、原口もA代表入りで今後の招集は流動的。一方で五輪最終予選は3試合を終えてC組首位だが、永井、大迫が無得点と不振が続く。今後は海外組の招集も視野に入れなければならない。五輪予選は協会に拘束力がないため、招集にはクラブの同意も必要だが、招集の可能性がある4人を合宿に参加させておけば急きょ呼んだ場合にもスムーズに溶け込めるとの狙いがある。

 関塚監督は今月2日から小倉コーチとともに欧州行脚。大津、宇佐美、指宿の練習や試合を視察し、クラブ関係者とも今後の五輪予選や五輪本大会への招集について話をした。またアーセナル幹部とは会えなかったものの、宮市と対面。海外組の招集に向け次々と手を打っている。日本協会の霜田技術委員は「(来年2月の五輪最終予選)シリア戦に向けても現場が必要と言えば、海外組が招集できるように努力する」と話した。ロンドンでの戦いを見据え関塚ジャパンが新たな欧州のピースを加えることになりそうだ。 

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2011年12月26日のニュース