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ハット沢を独紙絶賛!“復興のシンボル”

[ 2011年7月3日 06:00 ]

サッカーの女子W杯で8強入りした日本を大きく報道するドイツ紙

 女子W杯1次リーグB組で2連勝を飾り8強進出を決めたなでしこジャパンは2日、第3戦(5日、イングランド戦)の地、アウクスブルクに移動した。

 4―0と快勝したメキシコ戦でハットトリックを決めたMF沢穂希(32=INAC)ら先発した11人は、体操や公園内のジョギングなどで軽めに調整。控え組は芝生の広場でランニングやボールを使った練習などを行い、汗を流した。

 一方、開催地ドイツの地元メディアは日本の活躍一色。WAZ紙は「大打撃を被った母国にいくらかの喜びを送っている」と、なでしこジャパンの活躍を東日本大震災からの復興のシンボルと位置づけた。また大衆紙ビルトは日本チームに「あきたこまち30キロ」が届いたエピソードまで紹介した。

 今回が「最後のW杯」と公言する32歳の沢は「できれば(地元)ドイツとは決勝で当たりたい。次のイングランド戦が大事。1位通過したい」と力強い。今大会の大本命で3連覇を狙う開催国のドイツだが、各紙に「(日本に)気を付けろ」との大きな見出しが躍り、警戒心を強めていた。(レバークーゼン・三村祐輔通信員)

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