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乾から5発!C大阪 柏から10年ぶり勝利

[ 2011年7月3日 06:00 ]

<C大阪・柏>前半18分、C大阪・乾(左)が先制ゴールを決め喜ぶ

J1第2節第1日 C大阪5―0柏

(7月2日 長居)
 エースが首位叩きの号砲!C大阪はホームで首位を走る柏と対戦。MF乾貴士(23)の先制ゴールから5発のゴールラッシュ、長居スタジアムで今季4戦全勝とした。

 首位叩きの流れをつくったのは、間違いなく背番号7だった。0-0の前半18分、MF乾が右サイドを駆け上がり、U-22日本代表帰りのMF清武からゴール前で絶妙なスルーパスを受ける。そのまま相手DFをかわして右足を振り抜き、ゴール右上に突き刺した。最愛の家族がスタンドから声援を送る中、6月22日の名古屋戦(金鳥ス)以来、2試合ぶりとなる今季リーグ3点目。柏に土をつけるための、貴重な先制点だった。

 「キヨがいいパスをくれたし、フリーだったので流し込むだけでした。ホームで勝てていなかったし、自分が出てJで勝てていなかった。首位を叩くことができれば波に乗れると思いました」

 今夏の海外移籍を目指す乾にとっては、一戦一戦が大切な戦いになる。ドイツ2部のボーフムが正式オファーを出すなど移籍の渦中にある中、「目の前のサッカーに集中している。移籍のことは考えていない。セレッソのために、サポーターのために勝つことだけを考えています」とチームのために全力を注ぐことに集中していた。

 その流れから怒とうのゴールラッシュだ。1-0の前半24分には、MFホドリゴ・ピンパォンがリーグ4点目となる追加点。相手に退場者が出て数的有利となって以降も3点を加えるなど5-0の大勝。01年以来、7試合勝ちがなかった柏から10年ぶりの勝ち星を得た。今は夢を追いかけるエースとともに、チームも勢いを加速させている。

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2011年7月3日のニュース