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絶対エース左足大丈夫!永井先発復帰弾決める!!

[ 2011年6月21日 06:00 ]

<U22日本代表練習>軽快な動きを見せる永井(中央)

 左足首痛の癒えたU―22日本代表のFW永井謙佑(22=名古屋)がロンドン五輪アジア最終予選進出を決定づけるゴールを狙う。3―1で先勝したクウェートとのアジア2次予選第1戦から一夜明けた20日、愛知県内で行われた全体練習に完全合流。アウェーで行われる23日の第2戦で先発復帰が濃厚となり、敵地で先制弾を決めることを誓った。チームは20日夜に中部国際空港からクウェートに向けて出発した。

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 2次予選突破に前進して勢いに乗るチームに、エースが帰ってきた。クウェートとの第1戦から一夜明けた20日の練習。先発組がクールダウンのみの調整で切り上げる横で、控え組に入りハードメニューをこなした永井が切れ味鋭いプレーを連発した。シュート練習で痛めていた左足を思い切り振り抜けば、5対5のゲーム形式では得意のドリブルからゴールを記録。雨の降る中で行われた約1時間半のメニューで完全復活を印象づけた。

 17日の練習中に左足首をひねり、19日の第1戦は出場機会なし。この日も患部にテーピングを巻いてのプレーだったが「もう全然、大丈夫。次の試合に向けていい準備をしたい」と問題なしを強調した。関塚監督も「動きに問題はない」と23日の第2戦での先発復帰にGOサイン。「先制点を取ることが重要になる」とエースを先発起用して序盤から勝負をかけることを示唆した。

 永井にとって絶好のシチュエーションとなる。第1戦に3―1で先勝したことで、第2戦のクウェートは積極的に攻めてくることが予想される。裏にスペースができれば50メートル5秒8の快足は最大限に生きる。第2戦の先制点は勝負を決定づける一撃となるだけに「先制点を取れば優位になるし、最初から飛ばす。絶対に点を取りたい」とイメージを膨らませた。

 昨年のアジア大会では準々決勝タイ戦で左太腿を打撲。その後、別メニュー調整が続いたが、4日後の準決勝イラン戦に強行先発して決勝弾を決め、ケガ明けでも結果を出した。第1戦で先発を譲った大迫にゴールが生まれており「FWの争いはし烈。負けていられない」と燃えている。関塚ジャパン通算11試合8得点を誇る絶対的エースが、自らの一撃で最終予選への扉を開く。

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