×

復興へエール!遠藤、岡崎が…そして44歳カズが決めた!

[ 2011年3月29日 21:12 ]

後半、ゴールを決めるJリーグ選抜の三浦(11)

 東日本大震災復興支援チャリティーマッチは29日、大阪・長居陸上競技場で4万613人の観衆を集めて行われ、優勝した1月のアジア・カップ以来の実戦となる日本代表が2―1でJリーグ選抜を下した。1月のアジア杯を制した日本代表は、Jリーグ選抜は後半途中から出場したリーグ最年長44歳のFW三浦(横浜FC)がゴールを決め、プレーで被災者にエールを送った。

 日本代表はCSKAモスクワのFW本田圭、インテル・ミラノのDF長友ら、欧州組7人が先発。対するJリーグ選抜は、震災で大きな被害を受けた仙台のMF梁勇基、岩手出身のMF小笠原(鹿島)がスタメンに名を連ねた。

 3―4―3の新システムで臨んだ日本代表が立ち上がりから試合を支配。前半15分には絶好の位置で獲得したFKをMF遠藤(G大阪)が右足で直接決めて先制。4分後には本田圭のスルーパスにFW岡崎(シュツットガルト)が抜け出して追加点を決め、リードを広げた。

 Jリーグ選抜は後半17分過ぎにベンチスタートとなった三浦を投入するなど4選手を交代。後半37分、三浦はGK川口からのロングフィードから闘莉王がヘッドで落としたボールに反応。ゴール前に抜け出すと、DF森脇とGK東口をかわして右足で浮き球のシュートを決めた。

 ▼Jリーグ選抜・三浦の話 みんなの気持ちが一つになったゴールだった。まだまだ大変な日が続くと思うが、みんながついている。

 ▼日本代表・遠藤の話 みんなで決めたゴールだと思う。サッカーを通じて少しでも元気になってもらうように力を尽くしたい。

 ▼日本代表・本田圭の話 全力でやった。(被災者に)どう受け止められたか分からないが、全力でプレーすることしか考えていなかった。(今後も)できる限りのことをやりたい。

 ▼日本代表・岡崎の話 全力でプレーした。東北地方が復興できるよう、みんなの力を合わせていきましょう。

続きを表示

この記事のフォト

2011年3月29日のニュース