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長谷部 7万超え自著の印税全額を寄付へ

[ 2011年3月27日 06:00 ]

義援金募金箱を手にするザッケローニ監督(右)と長谷部

 ザックジャパンの主将を務めるMF長谷部誠(27=ボルフスブルク)が、18日に発売した自身の著書「心を整える。」の印税を全額、東日本大震災の被害地に寄付することを決めた。ユニセフ(国連児童基金)を通じて被災地に届けられる予定だ。

 「心を整える。」は長谷部のこれまでの経験を踏まえ、試合に勝つための56の法則などが記された自身初の自己啓発書。発売わずか1週間で売り上げ部数7万部を突破。出版元の幻冬舎の担当者によると、読者はサッカーファンだけでなくさまざまな層に及ぶ。震災の影響を受け、節電で書店の営業時間が短縮され、物流も十分でない中、この売り上げは異例という。

 長谷部は07年から、任意の金額を毎月自動振替で募金するユニセフの「マンスリー・サポート・プログラム」に参加し、世界の恵まれない子供たちへの支援活動を続けており、震災発生直後から被災者支援への意欲を示していた。

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2011年3月27日のニュース