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中田、高原上回る快ペース 香川 欧州でゴール量産

[ 2010年9月26日 16:11 ]

ザンクトパウリ戦の後半、ドリブルで攻め込むドルトムントの香川

 サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントの香川真司がまたゴールを決めた。25日のアウェー、ザンクトパウリ戦で決勝点を含む1得点1アシストで3―1の勝利に貢献。リーグ戦6試合で4得点とゴールを量産し、5連勝と波に乗る強豪を引っ張っている。

 前半17分に右からの絶妙の折り返しで先制点をおぜん立て。そして1―1の後半5分には、右からのパスを中央で待ち受け、冷静にゴール左にけり込んだ。「ただ、けるだけだった。みんなのゴールと思う」と話す21歳の口調には、既に貫禄のようなものさえ漂う。
 欧州初挑戦で活躍する香川の姿は、タイプは異なるがペルージャ(イタリア)で鮮烈な印象を残した中田英寿にも重なる。中田は1998~99年にシーズン10得点で欧州主要リーグでの日本選手最多得点をマーク。その記録は2006~07年にフランクフルト(ドイツ)で11得点した高原直泰が塗り替えたが、香川の得点ペースは2人を上回る。
 記録更新の期待もかかるが本人は自然体だ。ようやく自宅も決まり「今日から家で寝られる。すごくリフレッシュができる」。ドイツに腰を落ち着け、その存在感を日に日に大きくしている。(共同)

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2010年9月26日のニュース