×

「譲れない」本田ベンチ外でもボランチ拒否

[ 2010年7月26日 06:00 ]

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(24)が、25日にホームで行われたスパルタク・ナリチク戦のベンチ入りメンバーから外れた。ボランチ起用を続けるレオニード・スルツキ監督(39)との意見の食い違いが原因で、ベンチ外はW杯後の休暇中だった10日のサトゥルン戦を除けば移籍後初だ。

 25日午前に行われたベンチ外選手による練習に参加した本田は「監督と話をして今回はプレーしないことにした。いろいろな選手がいると思うけど、オレは試合に出られればそれでいいというタイプではない。オレは譲れないものは譲れないと思っている」と話した。ボランチで起用し続けるスルツキ監督に、本田は攻撃的ポジションでの出場を何度も直訴。ボランチ拒否の姿勢を貫いてきたが、19日のクリリア・ソビエトフ戦でも守備的MFに入ったことで指揮官との対立は激化した。
 本田にはACミランやマルセイユなど複数のクラブが獲得に興味を示している。本田は「移籍とは別問題の話。移籍は移籍の話で今後、進んでいけばいいと思うし、移籍とは別のところで今、監督と話をしている」と強調したが、スルツキ監督の方針が変わらなければ、移籍への思いがさらに膨らむことは必至だ。(モスクワ・木本新也)

続きを表示

2010年7月26日のニュース