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顔面負傷・東口の分も…鹿島封じへ燃える代役守護神

[ 2010年7月26日 14:20 ]

負傷した東口に代わって、鹿島戦の先発が濃厚な黒河貴矢

 新潟はアウェー仙台戦から一夜明けた25日、聖籠町のクラブハウスで27日のアウェー鹿島戦に向けた練習を開始した。仙台戦で顔面を負傷したGK東口に代わり黒河貴矢(29)の先発出場が濃厚。リーグ戦では12試合ぶりに正守護神としてチームを2連勝に導く。

 激闘の仙台戦から一夜明けた練習に東口の姿はなかった。24日の仙台戦で相手攻撃陣と交錯し顔面を強打。後半16分に黒河と負傷交代し、病院で検査を受けた。詳しい結果は出ていないが鹿島戦は黒河の先発が濃厚だ。

 黒河もその自覚があるのか、途中出場の疲れも見せずに集中して調整を行っていた。自身もリーグ戦第2節のホーム磐田戦(3月13日)で右眼窩(か)底骨折し戦列を離れている。復帰まで約2カ月かかっただけに「目って本当に危ないから、つらいですね」と後輩の病状を心配。「次はボクが責任を持って頑張らないといけないなと思った」と鹿島に立ち向かう気持ちを奮い立たせていた。

 チームは仙台に勝利しリーグ戦は第7節のアウェー名古屋戦(4月17日)から8試合連続で黒星がなく(5勝3分け)上昇気流に乗っている。黒河も「流れをしっかり続かせるにはいい対戦相手だと思うし、しっかりしたプレーができるように集中してやりたい」と力を込めた。

 白井GKコーチにも「連係の面をしっかりして主導権を取ってやることが大事」とアドバイスを受けた。黒河自身も「自分が行くかどうかをはっきり伝えれば問題ないので、しっかりとした指示を出したい」。先発すればリーグ戦では12試合ぶり。正守護神としてゴールを死守すれば、おのずとチームの無敗記録を更新することができるはずだ。

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2010年7月26日のニュース