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札幌指揮官 スタイル貫く「選手の可能性を伸ばしたい」

[ 2010年4月28日 11:52 ]

 札幌の石崎信弘監督(52)が27日、自らのスタイルを変えずにやると強調した。25日の水戸戦(札幌ド)は、ボールを支配しながらも1―2で敗れたが「素晴らしいサッカーをやっていた。これを根気強くやる」と宣言した。

 信念を貫いた。指揮官は「守ってコーナーキックで勝つのも正解かもしれないが、選手の成長がなくなる」。07年に三浦監督のもと「堅守速攻」でJ1に昇格しながら、1年で降格。その反省から育成の手腕を買われ、石崎監督が就任した経緯がある。もちろん昇格が大前提だが「選手の可能性を伸ばしたい」とあらためて誓った。
 ただ反省も忘れない。27日の練習は午前の1部だけだったが、ミーティングも併せ3時間30分の長時間トレ。ディフェンダーに見立てたコーンを置き、5分間で10得点をノルマにシュート練習を行った。「ダラダラやってもしょうがない。仕上げの部分を追求したい」。さらに今季全失点の6割を占めるセットプレーでの守備の確認に時間を割いた。J1へ昇格してもすぐ降格しては意味がない。定着を目指し、石崎サッカーを浸透させていく。

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2010年4月28日のニュース