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仙台、FC東京に雪辱「誇りを持っていいと思う」

[ 2009年11月15日 17:56 ]

 【仙台3―0FC東京】今月8日にJ1昇格を決めたばかりの仙台が、ナビスコ杯王者を圧倒した。FC東京に前回大会で敗れた雪辱も果たして、クラブ初の8強入り。手倉森監督は「史上初ということに誇りを持っていいと思う」と満足そうに話した。

 相手のコンディションは万全ではなく、出足の鈍さは明らかだった。だが、それを考えても格上相手に最高の内容で挑んだ。激しくプレスをかけ、高い位置でボールを奪っての速攻。中盤からは前線に好パスが供給され、分厚い攻撃を繰り返して3点を奪った。
 前半25分に先制した中原は、相手のプレッシャーは「感じなかった」と言い「守備陣も見ていて安心していた」と振り返る。2点目を決めた中島も「チーム本来の手堅いサッカーができていた」と話した。3回戦の大宮に続く、J1勢連破でチームの自信はさらに増しそうだ。
 来季からJ1の舞台に戻る。「もっと、もっとJ1と戦いたい。来季の準備はもう始まっている」と手倉森監督。昇格を決めた後、前回大会でベスト8に進んだ広島が、今季のJ1で躍進したような来季を予感させる快勝だった。

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2009年11月15日のニュース