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浦和 千葉下し4連勝!首位に立つ

[ 2009年4月25日 18:36 ]

京都に勝利し、サポーターの声援に応える浦和・エジミウソン

 J1第7節第1日(25日・NDソフトスタジアム山形ほか=6試合)浦和がエジミウソンのゴールで1―0で千葉に競り勝ち4連勝、勝ち点16で今季初めて首位に立った。浦和は4試合連続無失点。Jリーグデータセンターによると、浦和の「4戦連続1―0の勝利」はJ1史上初。J2では2002年に大分が5試合連続で1―0を記録している。鹿島は山形と1―1で引き分け、3位に後退した。マルキーニョスのPKで先制したが、長谷川のゴールで追いつかれた。新潟は試合終了直前のマルシオリシャルデスの得点で、大宮に1―0で勝って2位に浮上。清水と柏は1―1で引き分けた。柏は唯一、未勝利。

 覇権奪還を狙う浦和が、鉄壁の守りで今季初めて首位に立った。リーグ戦4試合連続無失点は2005年と07年にそれぞれ1度ずつマークしたクラブ記録に並んだ。守備の要で、24日に28歳の誕生日を迎えたばかりの闘莉王は「前半は厳しかった。やりづらかったけど、1点入って良かった」と安堵感を漂わせた。

 3バックとサイドのMFを合わせ「5バック」のような形で相手の攻撃を受け止めていた昨季までとはひと味違う。今季はフィンケ監督の下で4バックへ本格的に移行し、パスをつないでボールを保持する戦術が浸透。2戦連続決勝点のエジミウソンらFWも、高い位置から千葉の選手に重圧をかけ続けた。

 右サイドバックの山田暢は昨季までとの違いを問われ「質」と即答した。「前線から追いかけてくれるし、中盤も人数をかけて(相手を)囲んでくれる」と、チームとしての決まり事が好結果につながっているようだ。

 4連勝で昨年8月以来となる首位。フィンケ監督は「現時点では順位表を詳しくは見ていない。ただ、この道をこのまま進めば、もしかしたらいい結果が残せるかもしれない」と自信に満ちた表情を浮かべた。

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2009年4月25日のニュース