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相手は川口…遠藤、臨機応変に強烈PK2発

[ 2009年3月15日 06:00 ]

<G大阪・磐田>前半35分、PKを確実に決めるG大阪の遠藤保仁。GKは川口能活

 【G大阪4―1磐田】必殺技は“コロコロ”だけじゃなかった。2本のPKを決めたG大阪のMF遠藤は「1本目はGKを見ていた。2本目はコースを狙って蹴った。ああいう蹴り方もいいかなと思った」と冷静に振り返った。

 相手GKは、日本代表で練習をともにする川口。癖を読まれていることを頭に入れ、いつもとは蹴り方を変えた。前半35分の1本目のPKは、短い助走からゴール左下へ速いシュートを流し込んだ。2本目は後半17分。今度は相手GKを見ずに、ゴール右上へ照準を定めて強く蹴り込んだ。1試合に2本のPKを決めたのはプロになって初めて。1試合2得点も04年9月18日の神戸戦以来、約4年半ぶりのこと。これで遠藤がゴールを決めた試合は07年5月3日の神戸戦から13戦連続不敗となり“遠藤神話”の主役は「大事な場面だったし、しっかり決めることができて良かった」と胸を張った。

 チームは開幕から2連勝で、合計7得点。西野監督は「キャスティングを変えながら、いろいろトライできているのはいいこと」と充実感を漂わせた。早くもエンジン全開のチームを引っ張るのはやはりこの男しかいない。

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2009年3月15日のニュース