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名古屋、敵地で3発逆転!ACL初陣飾った

[ 2009年3月10日 19:32 ]

<名古屋―蔚山>後半、同点ゴールを決め、喜ぶ名古屋・吉田(4)

 アジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10日、各地で開幕し、初出場の1次リーグE組・名古屋はアウェーで蔚山(韓国)と対戦。前半に1点を先制されたが、後半にDF吉田、FWダヴィ、MFマギヌンのゴールで逆転し、ACL初陣を白星で飾った。

 7日のJ1・大分戦で得点した玉田&ダヴィの2トップで臨んだ名古屋だったが、前半24分に先制を許してしまう。右CKからゴール前でフリーの蔚山FWチョ・ジンソが先制ゴール。名古屋は同40分にMFマギヌンが同点弾を決めたかに見えたがオフサイドとなり、前半は0―1で折り返した。
 名古屋は後半早々にチャンス。同8分、MF小川の左クロスがゴール前に入ると、吉田がヘディングシュート!ゴール左すみに決まり、同点に追いついた。33分には左CKにダヴィがヘッドで合わせて勝ち越し。40分には玉田が左サイドからゴール前に長いFKを入れるとマギヌンが頭で押し込み、ダメ押しゴールを決めた。

 ≪攻めを貫いて逆転勝ち≫敵地で迎えた初戦。後半のゴールラッシュで名古屋が逆転勝ちした。初めて臨んだACLの舞台で白星をもぎ取った。大きな勝ち点3に、ストイコビッチ監督は「本当に良いスタートが切れた」と誇らしげに語った。
 前半は攻守の切り替えが速く、激しいプレスでボールを奪いにかかる蔚山のペース。名古屋は持ち味を十分に発揮できず、24分にCKから趙珍洙にけり込まれて先制を許した。
 だが、後半8分。7日のJリーグ1部(J1)開幕戦では控えだった吉田が流れを変えた。小川の左クロスに頭で合わせてネットを揺らした。ペースをつかんだ名古屋は攻撃の手を緩めない。32分には左CKをダビがヘディングで決めて勝ち越し。41分には左からのFKをマギヌンが頭で押し込んだ。貴重な同点ゴールを挙げた吉田は「名古屋として(ACLでの)初ゴール。すごくうれしい。絶対勝ちたかった」と喜んだ。
 アウェーでの驚異的な粘り。ストイコビッチ監督は「後半に、しっかりと私のメッセージを受け取ったのではないかと思う」と、逆転を信じて自分たちのスタイルを貫いた選手をたたえた。

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2009年3月10日のニュース