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王者の強さ見せた!G大阪、連覇へ3―0発進

[ 2009年3月10日 19:04 ]

<G大阪―山東>後半、ゴールを決めレアンドロ(右)と抱き合って喜ぶG大阪・佐々木

 アジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は10日、各地で開幕し、2連覇を狙う1次リーグF組のG大阪は大阪・万博記念競技場で山東魯能(中国)と対戦。レアンドロ、遠藤、佐々木がゴールを決め、3―0と快勝した。

 G大阪は7日のJ1開幕戦からGK松代、DF中沢、下平、FW山崎と先発4人を入れ替えて臨んだ。前半20分、右CKからボールをつなぎ、左サイドからのFWレアンドロのゴールで先制。その後もルーカス、レアンドロが積極的にシュートを放ち、1―0とリードして前半を折り返した。
 G大阪は後半も優位に試合を進めた。26分、相手DFがペナルティーエリア内でハンドの反則を犯してしまい、PKを獲得。MF遠藤が右足で“コロコロPK”をゴール左下に決め、2点目を挙げた。7分後には交代出場したばかりのMF佐々木が右足で強烈なゴールを決めて追加点。守備陣も山東魯能を完封して初戦を制し、ACL連覇へ好調なスタートを切った。

 ≪メンバー替わっても快勝≫前半15分で山東の力を見切ったのだろう。G大阪は攻勢を強めた。橋本のシュートを相手GKが懸命にはじく。下平の思い切ったミドルシュートはわずかに外れた。
 そして20分に先制点が生まれた。中沢の右足シュートが相手に当たってこぼれ、拾ったレアンドロが右足でけり込んだ。チーム全体に少しミスが出た後半も遠藤のPKと佐々木の得点で突き放した。西野監督は「いい形でスタートできたことで次につなげていきたい。課題はあるが、結果を出しながら質を高めたい」と快勝劇に声が弾んだ。
 今月7日のJリーグ1部(J1)開幕戦でDF加地が左ひざを負傷。このため、4バックはそのままで本来は左サイドバックの安田理を右で起用した。中2日という厳しい日程もあり、3―0で千葉に快勝した先発メンバーから4人を入れ替えた布陣は、守備でも危ない場面がほとんどないまま無失点でしのいだ。
 無難に左サイドバックを務めた下平は「ガンバの層の厚さを見せたかった」と言う。遠藤は「メンバーが替わっても何の心配もしていなかった。この大会は連覇したチームがないので、必ず連覇したい」と話した。2年連続のアジア王者へ向け、上々のスタートとなった。

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2009年3月10日のニュース