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(17)横浜 名門復活のカギ握る新助っ人コンビ

[ 2008年3月6日 06:00 ]

ミニゲームで栗原(左)と競り合うロペス

 連覇を達成した03、04年以降は低迷が続くだけに名門復活を懸けたシーズンとなる。99年に磐田でリーグ制覇を経験した桑原隆氏を新監督に迎え、7位に沈んだ昨季からの巻き返しを狙う。

 新戦力の目玉はブラジル人コンビ。クルゼイロから獲得したFWロニーはブラジル代表経験のある30歳のベテランで、UAEやロシアでも活躍。昨季までJ2仙台に所属したMFロペスはJ2で2年連続2ケタ得点を記録している。外国人の不調が近年の成績不振の要因に挙がるだけに、新助っ人への期待は大きい。

 日本人に目立った補強はなかったが、DF中沢、MF山瀬功の日本代表コンビをはじめ、昨季日本人得点王のFW大島、DF栗原らタレントは豊富。U―22日本代表DF田中裕、MF長谷川アーリア、早大から加入したルーキーMF兵藤ら有望な若手も多い。

 開幕戦で浦和、第3節で昨季覇者の鹿島と序盤に強豪との試合が組まれており、開幕ダッシュに成功すれば一気に波に乗る可能性は高い。桑原監督は「開幕戦は非常に重要」と8日の浦和戦の結果が今季の指針となると考えており、いきなり大一番を迎える。

 ≪松田はボランチ起用≫故障もあり昨季8試合の出場に終わったDF松田は、復活を期して新シーズンに臨む。MF河合が左ひざ痛で離脱した影響で、開幕戦には本来のDFではなくボランチでピッチに立つことが濃厚。1日の名古屋との練習試合でも中盤の底に入り、2―0の勝利に貢献した。「チームの勝利のためには何でもする」。4年ぶりのリーグ制覇に向け、与えられた役割に全力を注ぐ構えだ。 [2008年3月6日付 紙面記事]

 ▼予想スタメン
 <GK>榎本
 <DF>栗原、中沢、田中裕
 <MF>松田、山瀬功、田中隼、ロペス、小宮山
 <DF>大島、ロニー

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2008年3月6日のニュース