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高藤 準々決勝でまさかの一本負け…敗者復活戦へ

[ 2016年8月7日 05:30 ]

高藤は準々決勝で一本負けを喫する

リオデジャネイロ五輪第2日男子60キロ級

(8月6日 カリオカアリーナ)
 金メダル“ゼロ”のロンドン五輪の雪辱に燃える柔道男子の先陣を切ったのは、60キロ級に初出場の高藤直寿(23=パーク24)だ。

 初戦の2回戦は1分7秒、シッカーディ(モナコ)の反則による勝利。3回戦ではペトリコフ(チェコ)を開始17秒、内股で沈め、一本勝ち。しかし、勢いの乗った準々決勝で落とし穴が待っていた。過去2戦2勝と相性の良かったパピナシビリ(ジョージア)の隅返しで一本負け。敗者復活戦に回った。

 13年、リオで開催された世界選手権で初出場初優勝。創造性豊かな柔道は、時代の到来を予感させた。その一方でやんちゃぶりが井上康生監督の逆鱗(げきりん)に触れ、一昨年末から国際舞台を踏めない時期もあった。規格外の天才肌はまだ上昇途上。20年東京につなげるためにも、逃せない表彰台に向けての戦いは続いた。

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