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フェンシング太田 現役引退の意向表明「すっきりしている」

[ 2016年8月7日 22:51 ]

太田雄貴

リオデジャネイロ五輪フェンシング

(8月7日)
 男子フルーレ個人が行われ、日本勢初の金メダルを狙う第1シードの太田雄貴(30=森永製菓)は、まさかの初戦敗退。試合後に現役引退の意向を表明した。
 
 2回戦から出場した太田は、初戦はギレルミ・トルド(ブラジル)と対戦。序盤から互いに一歩も譲らない展開が続くも、地元の声援を受けたトレドの攻撃に苦しみ10―12で第1ピリオドが終了。

 第2ピリオドで巻き返しを狙ったものの、結局13―15で初戦負けとなった。

 アテネで初出場し、北京で個人、ロンドンで団体の銀メダルを獲得した。ロンドン五輪後に一度は競技から離れたが、東京五輪の招致活動などを経て五輪の持つ重みを再確認。1年以上の休養を経て復帰し、昨年の世界選手権では日本人選手初の金メダルを獲得した。

 ▼太田の話 全部僕のミス。支えてくれた人全てに申し訳ない気持ちでいっぱい。五輪に対する覚悟がロンドンや北京に比べて弱かった気がしている。(相手選手の)研究面で浅かった。これで未練なく現役を退けるかな、というくらいすっきりしている。

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2016年8月7日のニュース