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「悲運のヒーロー」男子マラソンのデリマ氏が聖火最終走者

[ 2016年8月7日 05:30 ]

聖火台に火を灯す最終ランナーのデリマ氏(AP)

リオデジャネイロ五輪開会式

 リオ五輪開会式で、注目された聖火最終走者は「悲運のヒーロー」として人気を集めた04年アテネ五輪男子マラソン銅メダリストのバンデルレイ・デリマ氏(46)だった。5月に国内リレー初日に走り、最後も締めくくった。12年前のアテネ五輪はトップを快走しながら、36キロ付近で沿道から飛び出した男の体当たりを受け、大きくリズムを崩した=丸写真、AP。それでも力走して3位。「色は重要ではない。銅メダルが獲れて幸せだ」と恨み節一つ漏らさずに語る姿はブラジル国内外で称えられた。最終走者の候補にサッカーの元ブラジル代表ペレ氏らが取り沙汰された中、不屈のランナーが大役を果たした。

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2016年8月7日のニュース