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レスリングの残留が決定 20年五輪実施競技 1回目投票で過半数

[ 2013年9月9日 00:34 ]

五輪競技存続が決まり笑顔の(中央右から)伊調、吉田、米満

 国際オリンピック委員会(IOC)は8日、ブエノスアイレスで、2020年東京五輪の残る実施1競技を決める総会第2日の審議を行い、レスリングが統合した野球とソフトボール、スカッシュを抑えて残留することが決まった。

 この日3競技の最終プレゼンネーションが行われ、野球・ソフトボール、スカッシュ、レスリングの順で競技入りについて訴えた。

 IOC委員有効投票数95票のうち、レスリングが49票を獲得。1回目の投票で残留を確定した。野球・ソフトボールは24票、スカッシュは22票だった。

 今年2月にIOCが伝統競技のレスリングが除外候補とされ、米国やロシアなど世界中から批判が起きたほか、各国が存続運動を展開、日本でも100万人近い署名が寄せられた。国際レスリング連盟(FILA)は組織改革やルール改正などに取り組み、IOCから指摘された問題点の是正に努めた。

 20年東京五輪に選ばれたレスリングは、自動的に24年五輪でも行われる。

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2013年9月9日のニュース