萩野　男子４００個メでフェルプス抑えトップ通過

３組で１着となり応援に笑顔で手を振る萩野公介

ロンドン五輪競泳

　男子４００メートル個人メドレー予選で、今大会日本勢１番手で登場した１７歳の萩野がいきなり日本新をマークした。

　４月の代表選考会で自ら出した日本記録を０秒２１更新。北京五輪８冠のフェルプスと昨年の世界選手権覇者のロクテはもちろん流しているものの、２強を抑えての堂々の１位通過。初の大舞台にも落ち着いており「日本記録というより自己ベストを出したと捉えたい。予選でもこんな大声援なのかと感じた。楽しめました」と頼もしい。

　目標タイムは４分８秒台。「決勝（日本時間２９日午前３時半）ではまだ（最後の）自由形で上げられる」と余力は十分だ。前日の練習前には日本チームの円陣の中心で声だしのリーダーを務めた。００年シドニー五輪の北島康介以来の男子高校生代表は「（日本に）いい流れがきている」と手応え十分だ。