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菅原8強止まり 被災地へメダル届けられず

[ 2012年7月29日 06:00 ]

女子フルーレ個人で韓国選手(左)を破って3回戦進出を決めた菅原智恵子

ロンドン五輪フェンシング

 女子フルーレ個人が行われ、3大会連続出場の35歳のベテラン、菅原智恵子(宮城ク)は2大会連続で8強入りを果たしたが、準々決勝でイタリア選手に敗れた。初出場の池端花奈恵(京都・乙訓高教)も8強止まりだった。

 菅原は北京五輪後に競技を離れた時期もあった。宮城・気仙沼高で教員をしていた昨年3月、東日本大震災が発生し、担任していた1年生の生徒が行方不明になるつらい思いも味わった。だが、教員を辞め、日本代表チームのコーチに戻り、悩んだ末にピストに戻った。「私の姿を見て、被災地の人が元気になってくれたら」。気合に満ちた剣さばきで奮闘したがメダルには届かなかった。

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2012年7月29日のニュース