【松戸S級シリーズ　初日8R】肉体改造に成功した上野雅彦「かみ合ってきた」

好内容の2着に納得顔の上野雅彦
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　＜松戸初日8R＞主導権を握った新鋭の上野雅彦（21＝香川）が好内容の2着。「ペースで踏んだ割には末脚も踏めている。自信を持って行けた」と好感触を口にした。

　残り2周半前から嵯峨昇喜郎をけん制して火花がバチバチ。「負けたくなかったので。打鐘前は出さないつもりだった」。ラスト2周過ぎに先頭に立つと、マーク森安崇之が遅れて番手に嵯峨がハマる苦しい展開。それでも最終コーナーまで先頭を譲らず2着に逃げ粘った。「前回のレースから感じが良かった。乗り方の意識だけ変えている」と好調の要因を語った。

　調子がいい理由はもう一つある。斡旋停止だった2月から肉体改造に着手。「体づくりをメインにウエート練習をガンガンやった」。体が一回り大きくなりパワーアップに成功。最初は結果が出なかったが、自転車の回転練習を増やしたことで「かみ合ってきた感じがする」と上半身と下半身の筋肉がバランス良くマッチする感覚を手に入れた。

　G1級の相手がそろった今シリーズ。「相手は強いがやるだけですから」と、チャレンジャー精神で真っ向勝負を挑む。