JRAストライキの17日以降に結論…現行の賃金体系廃止求め

[ 2023年3月17日 05:30 ]

JRA
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 JRAの厩務員、調教助手などが組織する4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)が日本調教師会に11年から導入されている賃金体系の廃止を求めた春闘は、第2回団体交渉が16日にJRA新橋分館で行われ、この日は労使合意には至らず、交渉は17日以降に持ち越しとなった。4労組は10日に日本調教師会とJRAに対してストライキ通告を行っており、このまま交渉が決裂すれば、今週末の開催(18日、19日)は99年4月3日以来、24年ぶりに中止となる可能性がある。なお、ストライキによる中止の場合、代替開催は行われない。

 春闘の焦点は11年にスタートした厩舎制度改革における新賃金体系。当時、中央競馬の売り上げ減を背景に人件費の削減が行われた。競馬学校厩務員課程の受験者数減少、近年の売り上げ増加などを受け、4労組はかねて現行の賃金体系を廃止し、従前の体系に戻すことを訴えていた。

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