【中山6R新馬】快勝ペリファーニアの鹿戸師「力通り走れば、これぐらいは」

[ 2022年12月25日 13:23 ]

<中山6R>新馬戦を制したペリファーニア(撮影・村上 大輔)
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 中山6R・2歳新馬戦(芝1600メートル)は注目の良血馬ペリファーニア(牝=鹿戸、父モーリス)が単勝1・4倍の断然人気に応え、鮮烈デビューVを飾った。

 スタート直後の2コーナーで他馬に前をカットされて後退したが、早めに中団に押し上げて、直線は早め先頭で豪快に押し切った。半兄に有馬記念出走のエフフォーリアを持つ良血。兄の手綱も取る横山武は「血統的にも縁のある馬ですし、人気になっていたので、応えられたので良かったです」とニッコリ。続けて「女の子なので今後はテンションが鍵になると思いますが、きょうは凄く落ち着いた競馬ができました。最初のコーナーで他馬に前をカットされる絶望的な不利がありましたが、そこから勝ち切ったので強いと思います。喉が鳴る部分が少しありますが、能力はなかなかのものです。兄(エフフォーリア)は偉大すぎる馬でタイプも違うので比較はできませんけど、いい背中をしているのは共通しているかもしれません」と高評価した。

 除外馬が21頭も出た激戦区。抽選突破からVデビューを果たし、来春クラシックへ力強い第一歩を踏み出した。兄も管理する鹿戸師は「ちょっと不利があり、少し傷をつけて帰ってきましたが、大きなトラブルもなくて良かった。力通り走れば、これぐらいは走れると思っていた。それにしても(抽選で)入って良かった。運もありますね。来週一度放牧に出します」と来春の桜花賞進出を見据えていた。

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2022年12月25日のニュース