【マイルCS】サリオス ムーアが大絶賛!「ベリーハッピーコンディション!!」

[ 2022年11月17日 05:30 ]

併せて追い切るムーア騎乗のサリオス(撮影・西川祐介)
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 【G1ドキュメント・美浦=16日】開門から2時間半。朝方のモヤも消え、サリオスがWコースに出てきた時、視界はクリア。もう何十回、サリオスの追い切りを見ただろうか。小田は感傷的になりつつ双眼鏡で追った。

 短期免許で来日中のムーアを背に5F63秒0~1F11秒8(馬なり)。道中はスワーヴエルメ(4歳2勝クラス)の2馬身前を悠々と走り、直線は外へ。楽々と半馬身先着した。はちきれんばかりの好馬体が、晩秋の日差しに輝いている。

 「ベリーハッピーコンディション!!」

 2歳時の朝日杯FS優勝当日以来、久々に騎乗したムーアは開口一番笑った。約3年の歳月が流れたが、手綱から伝わる一流馬の鼓動は忘れていない。

 「状態は満足しています。2歳の時からいい動きをしたが、メンタル的にも成熟して成長を感じました」

 前走・毎日王冠は3歳秋の同レース以来、2年ぶりの復活白星だった。前2年のマイルCSは20年5着、昨年6着。担当の森助手は「マイルCSは今秋の最大目標」と目を輝かせた。「マイルCS自体は昨年、一昨年と結果がついてきていませんが、この馬にはG1(朝日杯FS)を勝ったいい舞台だと思う」と前向きに結んだ。一昨年は不運な大外17番枠、昨年は春の安田記念8着からの直行。三度目の正直!!

 ムーアは「阪神も距離も合う。グッドチャンス。雨が降って軟らかくなると少し気になるが、コンディションは凄くいい」とG12勝目を見据えた。通算15戦目。小田は3年前の朝日杯FSも含め半数以上のレースでサリオスに◎を打ってきた。印を打つ決断の時が刻一刻と近づいている。

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2022年11月17日のニュース