【マイルCS】ウインカーネリアン Wコースでラスト11秒7、鹿戸師「ファイトする稽古ができた」

[ 2022年11月17日 05:30 ]

追い切りを行うウインカーネリアン(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 サマーマイル王者ウインカーネリアンの金色に輝く栗毛の馬体は、濃霧立ち込めるWコースでもひときわ目立つ。三浦を背に5F67秒3~1F11秒7。ヴィアメント(5歳オープン)を大きく追走し、抜群の手応えのままゴール前で並びかけた。鹿戸師は「予定通り、最後までしっかり併せてファイトする稽古ができた」と満足げ。三浦も「非常に落ち着いていていい雰囲気」と好感触を伝えた。

 父スクリーンヒーローは骨折を乗り越え、古馬になってから本格化。上がり馬として挑んだ08年ジャパンCでG1タイトルをつかんだ。カーネリアンも蹄葉炎で約1年の長期休養を余儀なくされたが、不屈の闘志で復帰。3連勝と勢いに乗って大一番に臨む。父も管理した指揮官は「スクリーンヒーローの子供でいい競馬がしたいと思っていた。皐月賞、ダービーに挑戦してからここまでずいぶん時間がかかったが、能力はあると信じている」と愛馬の激走を願った。

続きを表示

2022年11月17日のニュース