【川崎・戸塚記念】スピーディキック 牝馬7年ぶりV!3馬身差圧勝

[ 2022年9月16日 05:00 ]

圧勝で戸塚記念を制したスピーディキック
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 3歳限定重賞「第51回戸塚記念」が15日、川崎競馬場で行われた。1番人気のスピーディキックが直線抜け出し優勝した。牝馬のこのレース制覇は15年ミスアバンセ以来7年ぶりとなった。

 道中中団で構え、ゴーサインとともに一気に動き出したのは2周目4コーナー手前。内からスルスル馬群を縫うように先行集団に取りつくと今度は外に持ち出してひとまくりだ。逃げたショットメーカーを直線入り口で捉え、後は激しいアクションで手綱をしごく。これに応えてもうひと伸び。ゴール前でとどめの右ステッキを入れると3馬身差をつけていた。

 ゴールの瞬間、右手を上げてガッツポーズをつくった山崎誠。「レースは見ていたし乗りやすい馬だと思っていたがその通りだった。まだまだタイトルが獲れると思う」。ケガ明けの開催での重賞勝利に破顔一笑だ。ホッとした表情を見せたのが藤原師。「オークス後の調整を模索しながらやってきたが間違ってなかった。3、4コーナーで行けると思った。次はJBCを視野に入れながらロジータ記念(11月9日、川崎)を目指したい」とビッグタイトルに照準を定めていた。

 ◆スピーディキック 父タイセイレジェンド 母デザートフラワー(母の父サイレントディール) 牝3歳 浦和・藤原智行厩舎 馬主・加藤鈴幸氏 生産者・北海道浦河町の熊谷武氏 戦績12戦7勝(南関東5戦4勝) 総獲得賞金1億2245万6000円。

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2022年9月16日のニュース