【セントライト記念】ラーグルフ“先輩G1馬”相手に馬なり1F11秒7 宗像師「成長感じる」

[ 2022年9月16日 05:30 ]

ラーグルフ(左)はナランフレグと併せて追い切る(撮影・西川祐介)
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 新潟の月岡温泉特別を勝って意気上がるラーグルフが、先輩G1馬に胸を借りてアピールだ。Wコースで今春の高松宮記念優勝馬ナランフレグ(6歳オープン)の背後を追走して内へ。スムーズに折り合い、手綱を抑えたままで楽に食らいつき、併入で駆け抜けた。5F68秒5~1F11秒7(馬なり)。ひと夏を越して、一段と迫力が出た印象だ。

 動きをチェックした宗像師は「馬なりで楽に追走できたし、静かにスーッと伸びましたね。よく見えましたね。稽古でも以前より落ち着きが出てきて、成長も感じます。馬も1回使って良くなっていますね」と穏やかに切り出した。

 2歳から重賞戦線で活躍し、昨秋中山の芙蓉Sでオープン勝ち。暮れのG1ホープフルS(3着)は銅メダルで奮闘した。皐月賞8着後は賞金不足で潔くダービーは諦めたが、G1を歩んだ底力を夏の越後路で見せつけた。G1馬の活力を身近で感じ、スイッチオン。指揮官は「2000メートルまでしか経験していないけど、成長した今なら延長にも対応してくれると思う。ジョッキー(戸崎)もうまくコントロールしてくれるでしょう。多少の雨なら、あまり高速になるよりいいと思います」と念願の重賞初制覇を見据えた。

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2022年9月16日のニュース