【セントライト記念】ガイアフォース 軽めの調整も松山手応え「さらに成長した」

[ 2022年9月16日 05:30 ]

松山騎手を背に坂路で追い切るガイアフォース(撮影・亀井直樹)
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 栗東坂路では前走レコードVの上がり馬ガイアフォースが好調ムードをキープ。勢いのまま菊切符を狙う。

 輸送を考慮した軽めの調整で本番に備えた。ガイアフォースは松山を背に開門直後の坂路へ向かった。序盤はゆったりした入りで折り合いに専念。馬場の真ん中をリズム良く駆け上がって、4F56秒8~1F12秒8を馬なり単走でマークした。1週前追いが坂路4F52秒7~1F11秒8でしっかり負荷をかけており、既に体は仕上がっている。今週はあくまで体調を整える程度。デビューから手綱を取る松山は「いいフットワークで余裕のある動きでしたね。だいぶ(体が)しっかりしてきた。この秋、さらに成長したと感じている」と好感触を口にした。

 デビューから4戦連続で連対を確保している堅実派。昨夏の小倉新馬戦では、のちのダービー馬ドウデュースを相手に首差2着の接戦を演じた。その後、膝の骨折で戦線を離脱したが、復帰戦となった今年3月の未勝利で4馬身差V。昇級初戦の前々走・あずさ賞は2着で即メドを立てた。

 前走・国東特別は前半5F58秒0という超ハイペースを道中2番手から早め先頭で衝撃の7馬身差V。1分56秒8のコースレコードを樹立した。松山は「乗り味が良くて、レースが上手。総合力が高いです」と素質を評価する。重賞初チャレンジながら、これまで戦ってきた相手を見るとポテンシャルは重賞級。「(舞台は)こなしてくれると思う。奇麗な馬場で走らせたい」。前走と同じく小回りの中山なら持ち前の器用さをフルに発揮できる。父キタサンブラックは15年セントライト記念1着をステップに菊花賞を制した。勢い十分、夏の上がり馬が春の実績馬に真っ向勝負を挑む。

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2022年9月16日のニュース