【仏G1モーリスドゲスト賞】日本馬キングエルメス ラスト300メートルで脚色が鈍って11着

[ 2022年8月7日 23:26 ]

 仏G1モーリスドゲスト賞(芝直線1300メートル、やや重)は7日、同国北西部のドーヴィル競馬場で14頭で争われ、日本から参戦したキングエルメス(牡3=矢作、父ロードカナロア)は11着に敗れた。

 厩舎所属の坂井とのコンビで8番ゲートから五分のタイミングでスタートすると気合をつけてハナへ。積極的なレース運びで粘り込みを図ったが、ラスト300メートルで脚色が鈍り、馬群にのみ込まれた。

 2番手で運んだハート騎乗の英国馬ハイフィールドプリンセス(牝5=J・クイン、父ナイトオブサンダー)が押し切ってG1初制覇。勝ち時計は1分15秒30だった。

 同レースは98年にシーキングザパールが日本調教馬として歴史的初勝利を収め、今年で第100回を迎えた伝統の一戦。キングエルメスは遠征初戦の前走・ジュライカップ11着(英ニューマーケット)後にドーバー海峡を越え、ドーヴィルに転戦した。欧州の壁は厚かったがチャレンジを続けることこそ、国内外でタイトルを積み重ねる矢作厩舎のスタイル。この経験はきっと今後の糧になる。

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2022年8月7日のニュース