古川奈穂 菜七子以来3年ぶり女性札幌勝利だ!大雪Hのステイブルアスクで大チャンス

[ 2022年7月22日 05:30 ]

注目の若手騎手

札幌開催に意気込みを見せる古川奈穂(撮影・千葉茂)
Photo By スポニチ

 札幌では若手騎手に注目。デビュー2年目の古川奈穂(21)は日曜メイン大雪ハンデで実力馬ステイブルアスクと10度目のコンビ。北の大地で特別戦初Vを狙う。

 もっと、もっと勝ちたい。デビュー2年目の古川奈穂(21=矢作)は今年の夏、北海道に拠点を置く。第1ラウンドの函館は3勝。今年8勝として、既に昨年の7勝を超えた。だが、納得していない。古川奈は「函館は満足のいく結果は残せなかった。能力のある馬に乗る中で3勝。もっと勝たないといけなかった。その分も札幌で頑張りたい」。

 悔しさを胸に乗り込んだ第2ラウンドは、開幕週から大チャンス。勝てば特別、メイン初Vとなる日曜の大雪ハンデでステイブルアスク(牝4=矢作)とタッグを組む。前走、マーメイドS5着の実力馬。砂でも2勝を挙げており、自己条件なら主役を張れる。20日の最終追いにも騎乗し、相棒の感触を確かめた。「しまいの反応は凄く良かった。レースでの良さもしまいの脚なので、そこまでいいリズムで運べれば。メインでも他のレースと変わらないように乗りたい」と泰然自若。

 既にイメージもバッチリ。自厩舎はもちろん、意欲的に他陣営の馬にも乗り札幌コースも確認した。「凄く平たんに感じた。函館の方がコーナーはきつかった。それでも直線は長くないので、いろいろイメージして臨みたい」と古川奈。女性騎手が札幌で勝てば19年8月25日の藤田菜七子と同日のWASJのミシェル以来、2年11カ月ぶりとなる。納得の札幌開催にするため、最高の開幕ダッシュを狙う。

 ◇古川 奈穂(ふるかわ・なほ)2000年(平12)9月13日生まれ、東京都出身の21歳。栗東・矢作芳人厩舎所属。中学時代は陸上競技に励む。広尾学園高中退後、競馬学校入り。趣味は歴史(特に幕末)、謎解き、数独、音楽鑑賞。好きなアーティストは福山雅治。モットーは「精神一到」。目標騎手は武豊。1メートル54、44キロ。血液型A。

続きを表示

2022年7月22日のニュース