【中京記念】頭が下がる10歳ベステンダンクの頑張り

[ 2022年7月22日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=21日】スポーツでも何でも大ベテランの頑張る姿には心を打たれる。それは競馬も同じ。中京記念のベステンダンクは出走馬で最年長となる10歳。14年9月にデビューし、キャリア56戦を誇る。担当の宇佐見助手は「8歳の頃に種牡馬入りの話もあったが、まだ見せ場のある競馬をしてくれる。現役を続行しよう、という話になりました。今では年齢が半分以下の馬に交じって走っているのだから、頭が下がります」と感謝を口にした。

 前走・マイラーズCはスタート後から気合をつけてハナを主張した。セーフティーリードを保って直線に入ると内ラチ沿いで、しぶとく粘って4着。宇佐見助手は「(鮫島)克駿君がうまく乗ってくれた。逃げた方が持ち味は生きる。今回も理想の形に持ち込めれば」と思い描く。混戦ムードのハンデ重賞ならチャンスありか。当日、田村は小倉に出張。印はともかく応援の気持ちは強くなった。

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2022年7月22日のニュース