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【日本ダービー】持続力のピースオブエイト!コース未経験でも問題なし

[ 2022年5月28日 05:30 ]

ピースオブエイト
Photo By 提供写真

 春のG1企画「展開王~前か後ろか」はダービー特別バージョン「超展開王」としてボリュームアップ!コース形態を徹底分析した上で◎を導き出す。同舞台でもオークスと傾向が違うのが特徴。もちろん、長い直線で速い脚が必要だが、それ以上に求められるのは、いかにその脚を持続させるかだ。これまでのレースぶりと枠順を踏まえ、無敗3連勝中のピースオブエイトが浮上する。

 先週、同じ東京芝2400メートルに組まれたオークスは道中7、8番手で立ち回った桜花賞馬スターズオンアースがメンバー最速の脚(3F33秒7)で差し切り、3歳牝馬クラシック2冠制覇を達成した。12年から21年の過去10年を振り返ってもメンバー最速(タイを含む)の上がり3Fで伸びた馬が7勝している。勝った他3頭にしても、そのうち2頭は上がり3F3位。オークスは速い脚を使える馬が優勢だ。

 一方、ダービーはどうか。シャフリヤールが勝った昨年は最速タイの脚を使った3頭がそのまま1~3着に入る珍しい年だった。13年キズナ、20年コントレイルを合わせ、オークスと逆の傾向で上がり最速馬が3勝しかしていないのは意外。一瞬の脚(上がり3F)より、長く脚を使えるタイプを狙いたい。

 例年ダービーウイークは雨が少なく過去10年、全て良馬場でゲートイン。最初の1000メートルのうち、スタート後のポジション争いが発生する2F目(200メートルを通過してから400メートルまで)だけ飛び抜けて速い。これは毎年のこと。2F目を過ぎれば、いったん流れが落ち着く。1000メートルの通過ラップを見るとリオンリオンが大逃げを打った19年のみ57秒8と超ハイペースになったが、あれはレアケースととらえたい。それ以外の9年の平均が60秒4だから極端に速くなく、遅くもない。今年のようにビーアストニッシド、デシエルトと単騎逃げが理想の同型がそろっても即ハイペースと決めつけるのは避けたい。この2頭の並びがすんなり決まれば意外にペースが落ち着くとみた。

 前のグループを視界に入れつつ道中ある程度の位置で流れに乗り、なおかつバテずに最後まで伸びる脚質。無敗3連勝中のピースオブエイトに◎を託す。ダービーまでに1回はメンバー最速の上がり3Fをマークしているのが勝ち馬の絶対条件。特殊な展開で2番手から押し切った19年ロジャーバローズも新馬勝ちと3戦目の福寿草特別勝ちで最速の脚を使っていた。ピースオブエイト自身は新馬戦とアルメリア賞でこの点をクリアしている。例年11F目よりラスト1Fの方が時計がかかっている。仮に上がり3Fの時計で見劣っても問題なし。最後にものをいうのは切れ味より持続力だ。13年キズナ、16年マカヒキ、19年ロジャーバローズが東京初参戦で勝ち切ったようにコース未経験でもOK。皐月賞の上位4頭が12番より外に入る中、距離ロスを避けられる内の5番枠はアドバンテージになる。昨年シャフリヤールに続き、毎日杯から連勝で頂点に立つ。

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2022年5月28日のニュース