【皐月賞】イクイノックス 踏ん張れず2着 ルメール「前に馬を置いて我慢できなかった」

[ 2022年4月18日 05:30 ]

<中山11R・皐月賞>検量室前に引き揚げる優勝したジオグリフ(右)と2着のイクイノックス(撮影・郡司 修)
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 デビュー3戦目での皐月賞制覇へ。前代未聞の偉業に向け、残り150メートルで先頭に立ったイクイノックスだったが最後は同厩ジオグリフの前に屈し銀メダル。ルメールは「僕の馬は前に馬を置いて我慢できなかった。勝ち馬はイクイノックスの後ろでそれができていた。その差だと思う」と皐月賞馬に脱帽した。

 大いなる挑戦だった。中147日。東スポ杯2歳Sから直行という異例のローテーション。だが、パドックでは抜群の光沢を放った。7番手で向正面へ。そこで、ややエキサイトする格好に。3角では4番手まで位置を上げる形。ジオグリフの格好の目標となった。向正面での攻防が同厩2頭の勝負を分けた。

 戦前の共同会見で「もし、ここで勝てなくても、次は勝てると思う」と語っていたルメール。レース後も気持ちは変わらず、「休み明けでいい競馬をしてくれた。ダービーはチャンスだと思う」と逆転を誓った。

 木村師は「前半、位置を取りたかったので、ああいう競馬をしようと調教してきた。尾を引くような敗戦ではない。父のキタサンブラックはジャパンCを勝っている。2400メートルは大丈夫でしょう」。ダービーでもワンツーの可能性は十分。今度はイクイノックスが前にいるのかもしれない。

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2022年4月18日のニュース