昨年ガールズGP覇者 高木真備が電撃引退表明

[ 2022年4月3日 23:09 ]

引退を発表した高木真備
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 昨年のガールズケイリングランプリを制した高木真備(27=東京)が3日、電撃引退を表明。ファンの間に衝撃が走った。

 この日、ホームバンクの京王閣競輪場でガールズケイリングランプリの優勝報告会が行われ、スーツ姿で登場した高木。降りしきる雨の中、集まったファンの前で「競輪選手を引退することを決めました」とバンクを去る決意を明かした。

 高木はガールズケイリン3期生として14年5月にデビュー。「25歳までに賞金女王になる」と言い続けてきた。可愛らしいルックスと、ひたむきに先行する姿から人気に火がつき徐々にステップアップ。16年にはファン投票1位に輝くなど名実ともにトップレーサーへと駆け上がった。“ツヨカワレーサー”は昨年のガールズケイリングランプリを初優勝。目標だった賞金女王に輝いた。だが今年は“燃え尽き症候群”に苦しみ、練習中の肉離れなども重なり思ったような成績を残せずにいた

 前走の川崎を走り終えて引退を決断。高木は「賞金女王になったら辞めるという覚悟でやってきた。時間がたてば戦う気持ちが戻るかと思ったけど戻らなかった。このままでは周囲の期待に応えられないし迷惑を掛けてしまう」と話し「競輪人生をやり切ったと、はっきり思ったので次の世界への決断をしました」と未練なく自転車を降りる決意を固めた。

 今後は、かねて興味があった保護犬や保護猫に関わる活動に就く予定。高木は笑顔でバンクに別れを告げた。

 ◇高木 真備(たかぎ・まきび)1994年(平6)8月17日生まれ、東京都町田市出身の27歳。文化学園大杉並高卒。競輪学校(現競輪選手養成所)106期在校2位で14年5月、奈良でプロデビュー。主な優勝は21年ガールズグランプリ。通算成績は616戦379勝。通算優勝は91回。1メートル61、63キロ。血液型A。

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2022年4月3日のニュース