【大阪杯】岩田康お墨付きのスカーフェイス「ポテンシャルは凄い」

[ 2022年3月30日 05:30 ]

CWコースで調整されるスカーフェイス(撮影・亀井 直樹)
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 【G1ドキュメント・栗東=29日】高松宮記念のダイアトニックが返し馬の際に少し暴れて鞍上の岩田康がバランスを崩し、あわや落馬という場面があった。ネットでも話題で、万里絵も何度もその映像を見た。落馬寸前のところから体勢を立て直しているのが本当に凄い。火曜朝、スタンドに現れた岩田康との談笑後、その映像を見せると「あんなんで落馬してちゃ駄目でしょ、プロは」とひと言。改めて騎手の凄さを痛感した。

 今週はスカーフェイスと昨年6月の皆生特別(1着)以来、7戦ぶりのコンビを結成する。同馬を取材中にも鞍上の凄さを感じるエピソードがあった。皆生特別時は10戦ぶりの騎乗。レース前にまたがった岩田康は、2勝クラス昇級後9→9着と結果が出ていない同馬がそれまでレースでつけていたメンコを外すことを提案したそう。橋田助手は「助言通りにメンコを外して走ったら前向きさも集中力も増して、すぐ勝ちましたからね。そういう感性が凄い。岩田さんに乗ってもらえるのは頼もしいです」と語る。

 オープン入り後の重賞はチャレンジC5着→中山金杯2着→小倉大賞典5着と健闘。全4勝中2勝を挙げている岩田康は「ポテンシャルは凄い」と高く評価する。ハーツクライ産駒らしく晩成タイプ。「未勝利戦の時はトモも緩かった。6歳でやっと完成してきたのかな」と成長も感じているようだった。初のG1挑戦で一気に相手が強化されるここでどんな走りをするのか。ベテランからお墨付きをもらった同馬を追いかけ続けたいなと思う万里絵だった。

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2022年3月30日のニュース