小林晋選手 多摩川で死亡事故…転覆後に後続艇と接触

[ 2022年1月13日 05:30 ]

 多摩川ボートレース場(東京都府中市)で12日、午後1時ごろ、第6Rに6号艇で出走した小林晋選手(44)が2周バックストレッチを航走中、他艇と接触し転覆。その後、後続艇と接触した。ただちに救急車で多摩総合医療センター(東京都府中市)に搬送され、集中治療室で治療を行ったが、午後3時52分、死亡が確認された。なお、死因は調査中。

 「BOATBoyCUP静波まつり杯」(9~12日)での悲劇だった。小林選手は85期生として99年11月、平和島ボートレース場でデビュー。現在の級別は上から3番目のB1級。かつてはA級(A2級)選手として活躍。優勝歴はないが、通算12回の優出がある。

 練習などを含めたレース開催中の選手事故死は、20年2月9日、尼崎ボートレース場で事故に遭った松本勝也選手(当時48)以来、1953年以降32人目となる。

 ◇小林 晋(こばやし・しん)1977年(昭52)11月3日生まれ、東京都出身の44歳。東京支部所属。85期生として99年11月、平和島でデビュー。初1着は00年3月、とこなめ一般戦。通算成績は3324走343勝。同期は井口佳典、田村隆信、伊藤将吉ら。1メートル69、54キロ。血液型B。

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2022年1月13日のニュース