【大井・ハイセイコー記念】ノブレスノア重賞初V!展開生かし逃走

[ 2021年11月18日 05:30 ]

ハイセイコー記念で重賞初Vを決めたノブレスノア(左)。
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 2歳重賞の「第54回ハイセイコー記念」(S1)が17日、大井競馬場で行われた。2番人気のノブレスノアが逃げ切り優勝、重賞初制覇を飾った。勝ち馬と共に2着ミゲル、3着カイルも島川隆哉氏の所有馬で上位独占した。同馬には「第72回全日本2歳優駿」(G1、12月15日、川崎)への優先出走権が与えられた。

 前半3Fの通過が39秒2。「前半あのラップで入れたのが大きかった」と森が振り返ったように、競り合う相手も存在しない中での超スローペースが大きなアドバンテージとなった。「1頭強い馬がいたので、どう負かすか考えていた」と続けたが、そのママママカロニはスタートでつまずいて後方を追走していたのだから、その展開の利も味方した。

 デビューから無傷の4連勝で迎えた前走の鎌倉記念は逃げて3着。自分の競馬に徹して巻き返して見せた。「一戦ごとに体がしっかりしてきた。距離延びて楽しみ」と森は先を見据えた。今後は「厩舎に同じオーナーの強い馬(5戦4勝、平和賞Vのライアン)がいるので、その馬かこの馬が全日本2歳優駿に行くことになる」と小久保師。同厩舎に来春が楽しみな手駒が加わった。

 ▼2着ミゲル(西)道中はちょうどいい感じで距離にもうまく対応してくれた。千六なら問題なく、どこからでも競馬ができそう。

 ◆ノブレスノア 父トーセンブライト 母トーセンオーキッド(母の父ネオユニヴァース) 牡2歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道日高町のエスティファーム 戦績6戦5勝 総獲得賞金3840万円。

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2021年11月18日のニュース