【府中牝馬S】シャドウディーヴァ 18度目の挑戦で重賞初V 斎藤誠師「しびれました」

[ 2021年10月17日 05:30 ]

差し切って重賞初制覇を果たしたシャドウディーヴァ(撮影・郡司 修)
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 牝馬限定G2「第69回府中牝馬S」が16日、東京競馬場で行われ、後方から伸びた4番人気シャドウディーヴァ(牝5=斎藤誠)が先に抜けたアンドラステを首差かわし、通算23戦目で念願の重賞初V。エリザベス女王杯(11月14日、阪神)の優先出走権を獲得した。

 さすがは名手。3戦連続でシャドウディーヴァの手綱を取った福永の巧腕がさえ渡った。後方で脚を温存し、直線で外へ。メンバー最速上がり3F33秒1がうなる。最後は計ったようにアンドラステを抜き、重賞挑戦18度目で初制覇。福永は「3度目の騎乗で結果を出せて良かった。斎藤(誠)先生から前走よりコンディションは上がっていると聞き、自信を持って乗った」と笑顔で切り出した。

 これまで重賞2着3回と無念続き。前半5F59秒4と緩まない展開に後方待機策が的中した。「スタートは良かったが流れの中であの位置。ある程度流れていたし、ずっとマジックキャッスルを見ながら運んだ。直線は内か外か考えたが、外に進路を取っていい脚を最後まで使ってくれた」

 斎藤誠師は17年阪急杯(トーキングドラム)以来、4年ぶり9度目のJRA重賞V。「しびれました…。この子も初めてだし、重賞は久しぶり。さすがはベテランの味ですね」とJRA重賞156勝目の福永にまず最敬礼。続けて「関屋記念(7着)の後に“東京1800メートルは合っている”とジョッキーから話してくれて…。やっと、勲章を与えられて良かったです」と人馬の奮闘を称えた。

 これでエリザベス女王杯の優先出走権を獲得。指揮官は「古馬になり、ズブい面が出てきたので距離延長はいい。福永くんが米国遠征(BCマイル=ヴァンドギャルド)で乗れないのでジョッキーは考えます。好調期間が長いのはヌーヴォレコルト(14年オークス優勝)と似てますね」と厩舎を長らく支えた同じハーツクライ産駒の先輩を引き合いに出し、夢のG1参戦に闘志を燃やした。

 シャドウディーヴァ 父ハーツクライ 母ダイヤモンドディーバ(母の父ダンシリ)16年2月29日生まれ 牝5歳 美浦・斎藤誠厩舎所属 馬主・㈱スリーエイチレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績23戦3勝 総獲得賞金1億9502万円。馬名の由来は影+神がかり的(ラテン語)。

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