【凱旋門賞国内最終追い】クロノジェネシス充実一途 斉藤崇師「素軽くなった」

[ 2021年9月23日 05:30 ]

<凱旋門賞・国内最終追い>CWコースにて併せ馬で追い切るクロノジェネシス=奥(撮影・亀井 直樹)
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 仏G1凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン)に挑戦するクロノジェネシス(牝5=斉藤崇)が22日、栗東で国内最終追い切りを行った。岩田望(レースはマーフィー)を背にCWコースでステラリア(3歳3勝クラス)を6馬身追走。3角からコーナーリングで差を詰めていくと直線内からしっかり伸び、6F83秒3~1F11秒6の好時計で併入に持ち込んだ。

 斉藤崇師は「先週よりも素軽くなって良かったんじゃないかな。先週は前との距離が近くて力んで走っていたが、距離を取ったし、見た感じは力みも大丈夫そうだった。いつも通りの感じで送り出せる」と満足げ。3週連続で追い切りにまたがった岩田望も「良さそうですよ。無事に向かってくれたら」とパートナーにエールを送った。

 現地での最終追い切りは新コンビを組むマーフィーが騎乗する予定。師は「レースはジョッキーの方がよく分かっているし、任せたいですね」と託す。春のドバイ遠征(シーマクラシック2着)に続く海外挑戦。「輸送も2回目で慣れてくれたら。(帯同馬の)イカットという仲間もいるので馬も心強いと思う」と力を込めた。日本の競馬界にとって悲願の凱旋門賞制覇へ向けて、24日に成田空港から出国する。

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2021年9月23日のニュース