【札幌記念】ソダシ筋肉の凹凸ハッキリ!須貝師「幼い部分なくなってきた」

[ 2021年8月17日 05:30 ]

札幌記念で古馬と初対戦となるソダシ
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 【白い恋人】芝・中距離の実力馬がそろい、夏競馬のメインイベントとも言える「第57回札幌記念」は今週日曜(22日)にゲートイン。白毛の桜花賞馬ソダシはこのG2で古馬と初対戦となる。初黒星を喫したオークス8着後は放牧で英気を養い、昨年も参戦した北海道シリーズで再スタート。滞在先の函館から毎日ソダシ情報「白い恋人」をお届けする。初日は管理する須貝尚介師(55)の思いに迫った。

 人気No.1のアイドルホースとなって函館に戻ってきた。昨年7月に当地でデビューしたソダシ。白毛のかわいらしいビジュアルから注目され、新馬戦は2馬身半差の快勝。続く札幌2歳Sをレコード勝ち、暮れの阪神JFで白毛馬史上初のG1制覇を飾った。クラシックの桜花賞もV。デビューから5連勝の快進撃は函館から始まった。「思えば、ここからがスタートやったな」と須貝師はしみじみと語り、たくましくなった白い馬体に視線を送る。

 「肉体的には背が伸びて、幼かった部分もなくなってきたかな。白いけど筋肉の凹凸がハッキリ表れている。特にトモなんてね」
 前走のオークス(8着)で連勝はストップしたが、放牧を挟んで心身ともに成長。「前走は1、2コーナーでストレスがかかって厳しい競馬になったから。神経質な部分も出たのかな。決して距離ではないと思う」と敗因を振り返った。

 3歳牝馬での札幌記念Vなら、14年ハープスター以来。くしくも当時、指揮官が管理したゴールドシップはマッチレースの末、2着に敗れた。「思い出すなあ。札幌のお客さんも5万人ぐらい入ってくれて盛り上がったな。あの時はハープも強かったけど、重量面(古馬牡馬とは5キロ差)は大きい。ソダシでリベンジできれば」と力を込める。

 約1年ぶりの函館で順調に乗り込み、真夏の大一番に向けて万全の仕上がりを約束する。「みんなが喜んでくれたらいいね。ソダシにも“頑張りや”って言っとくわ」。札幌のファンの前に強くなったソダシが帰ってくる。

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2021年8月17日のニュース