木村師パワハラ問題 暴行で略式起訴

[ 2021年7月3日 05:30 ]

 JRA騎手デビュー3年目の大塚海渡(20)が、前所属厩舎の木村哲也師(48)から暴行を受けたとして茨城県警稲敷署に被害届を提出した問題で、土浦区検は先月30日、暴行の罪で木村師を略式起訴していたことが2日、分かった。この日、大塚が木村師からの度重なる暴言、暴行のパワーハラスメントで精神的苦痛を負ったとして、同師に850万円余の損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが水戸地裁土浦支部で行われ、原告側の代理人弁護士が明かした。

 略式起訴となったのは、19年12月11日に木村師が大塚の頭を叩いた事件について。大塚側によれば、祝儀袋の字が汚いという理由で暴行を受けたという。代理人弁護士は「刑事の処分が出て、こちらの主張が一つ認められた形。JRAはどのような処分をするのか。しかるべきものを求めていきたい」と話した。木村師には有罪の場合は罰金刑が科される見込み。

 次回の弁論準備手続きは9月10日に行われる。

続きを表示

2021年7月3日のニュース